2019湘南国際マラソンレビュー〈前編〉

20191203ブログ
#第14回湘南国際マラソン
#初フルマラソン
#サブ4への挑戦
#備忘録

練習から前日までの経過


12/1の本番を見据えての本格的な練習を開始したのは9月頃だったか。
その頃にサロンのお客様に「Runtastics」というランニング計測アプリを教えていただいて、早速インストール。そこから、しっかり計測しながらの練習をはじめる。
計画としては
・9月期
〜ほぼ毎日10km走をキロ6分ぐらいで
・10月期
〜ほぼ毎日15km走をキロ5分半〜5分45秒で
・11月期
〜ほぼ毎日20km走をキロ5分15秒〜30秒で
週に一回は30km走もサブ4位内のタイム設定で走る。
結局30km走は3回やり、ほぼ同じペースであがることができていた。
ただ、マラソン初心者の僕がこの練習をしていることは誰がどうみても「オーバーワーク・オーバーユース」なのは明らかだ。
しかし、結果による安心感「これならサブ4いける」という保険が欲しくて、毎回必死にペースを一定にしながら走っていた。
時には、途中歩道の段差に突っかかり大転倒をし、足と手から出血する というアクシデントもあった。
ただ少しずつ結果が出ることで、それが自信にもなっていた。
しかしこの短期間のオーバーワークがたたり、11月中旬から右足の様子がおかしくなり出す。とにかく足の付け根の大臀筋から外側腿筋の張りが全く治らなくなり、普段普通に歩いていても足が痛くなったり、足の運びと筋肉のつながりに違和感を感じるようになる。整骨院で診てもらったり、キネシオテープを施したりしながらランニングをする毎日。不安もあったが、初フルマラソン・湘南国際マラソン初参加への楽しみが勝っていたのは、さすがのポジティブシンキング☺︎

前日夜・当日朝から現地入り


いろんな方の話をまとめると、やはり1週間前ぐらいから食事計画もしっかりと準備していた方が良いことを今更思い知ることに。
簡単に言えば、4時間走り続けることのできる身体の準備をしておく…ということか。

前日夜はうどん鍋とアミノ酸サプリなどを摂取し、しっかりと柔軟とストレッチをする。荷物の最終確認をして
翌朝がめちゃめちゃ早いので22時頃には就寝。常に寝不足な僕は緊張感は全くなく即寝。翌朝はam4時過ぎに起きる。カナちゃんも起きてくれて素うどん(約一人前)を作ってくれて食べた。最後の柔軟体操とストレッチをして荷物をまとめ、子供たちに挨拶していざ出発。時刻はam5:30。ご近所のパパさんと一緒に行く約束をしていたので、合流後自転車で辻堂駅へ10分ぐらい。南口の有料駐輪場に停めて歩いて駅へ。改札口前に謎の順番待ちの列が50人ほど座っていた。(未だに謎の…あれなんだったんだろう?)
すでに辻堂駅下りホームにはマラソン参加者と思しき方々が沢山いる。到着した電車もおそらく9割ぐらいマラソン関連の方が乗っていただろう。ほとんどの方が平塚、大磯、二宮で下車。僕らは二宮駅で降りることに。改札前のコンビニに寄って二人でエビアン購入(マグネシウムを多く含むこの硬水のエビアンは
足の攣り防止にいいとの話を聞いたので)。
「ちょっと小腹空きそうだからおにぎりでも買っておこうかな」
と思い2個購入。
実は今思えば朝のうどんとおにぎり1個(もう1個はとっておくことにした)、これで戦えるはずもなかったのだ。朝はもっとしっかりと食べてカロリーを蓄えておくべきだった。
その後誘導員に導かれ、会場までのシャトルバスへ。
ここの流れは時間も早かったのでスムーズだった。話によると、この二宮〜会場までのバスが時間が比較的短くて良いとのことでした。約10分ほどで会場到着。大磯プリンスホテルをぐるっと回り込んで会場入り。もうすでにボラスタの方は何人か動き出していて、挨拶も笑顔も完璧だった。
会場はam6:45開門。朝日が眩しくなる時間だった
少し時間に余裕があったので、プール脇の座れるところで準備を始める。着替えを済ませ、荷物預けのテントエリアへ行き、自分の番号のテントに預ける。その後1回目の🚹へ。
階段を降りて特設会場エリアへ。
フィニッシュゲートへ行き、記念写真を
(早くもサブ4 宣言のkoさん、この後待ち構えている苦行があることも知らずに)

時間はまもなく8時。20分ぐらいアップをして、お友だちパパさんと健闘を誓いスタートブロックの🅱️へ。もうすでに沢山のランナーが整列し始めてている。軽くアップをして2回目の🚹へ。8時20分あたりで僕も整列。8時50分ぐらいにスタート地点である西湘バイパスへぞろぞろと移動。気持ちもかなり昂ってきた。着ていた100均のカッパをゴミで出して準備🆗その時を待つ。

スタート〜5km


さぁ、いざスタート!
人生初のフルマラソンの旅!
特に緊張感はなくて、ワクワクしながらも
「いつものペース、5‘25〜5‘30ぐらいで走れるかな?沢山の人と走ったらどうなるんだろう?」
という感じで考えていました。
最初はやはり人が多すぎて、走りづらい部分もあったので5‘30から入り出して、その後少しずつ走れるようになりました。
僕は今までの自主練に関しては、ほぼ夜一人でしかも好きな音楽を大音量で聴きながら走っていたので、正直人の多さに戸惑っていました。
「どこを走ればいいかな?なんか周りもペースがバラバラで抜いたり抜かれたりするので気が散るなぁ…」
なんて思いながら走っていました。その後落ち着いてきてからのラップが5‘16〜19に跳ね上がります。はじめはまだ身体が重いし温まっていないので、フツーは出足が悪いと思っていたのですが、意外にもいいペースだったんです。
ここで最初の悪魔のお告げが…
「あれ?意外と足軽いぞ…ペースも悪くないし、痛みも出ない。これはいいかも?」
なんて考えていました。
2km付近で最初のエイドが来ます。初エイド体験でした。正直ビックリしました。
「人がぶつかりまくるし、プラコップは散乱しまくってて危なさすぎるでしょ〜( *`ω´)」
このエイド騒乱は実は最後までかなりやられました。かなりのストレスになりましたし、無駄な体力を消耗してしまいました。
(エイド対策はしっかりと計画的にやらなきゃなと反省しました)
そして間も無く5km通過です

6km〜10km

さぁ、見てお分かりのとおり悪魔のお告げをしっかりと真に受けてしまっています。
これは練習でも滅多に出さないペースで走っています。8kmの5‘11 とかあり得ないです。
大体キロ5‘15ペースって、ゴール予想3時間41分とかのペースなんです。
ただ沿道の方の声援だったり、とにかく天気も良くて走っていて気持ちが良かったこともあって、ペースが上がってしまったんだと思います。しかもここではまだ痛みもなくて
「これでこのままいけるところまで行こう」
と、一番やってはいけない痛恨のジャッジミスをここでしてしまうのです。
前半の大貯金は後半の大借金
というマラソン用語があるそうです。
いつもの自分のペースより明らかに早いのにもかかわらず、イケると判断しているのは最悪でした。でも走っている僕にはまだわからなかったんです…この時点では。
そんなこんなで10kmを迎えます

11km〜15km

10kmを過ぎて13kmへ
間も無く茅ヶ崎から辻堂方面へ、地元の見慣れた風景に変わるあたりから
「ちょっと流石にオーバーペースだから、少し抑えよう」
と判断して走っています。
沿道の応援がとにかく凄かったです。
ただ今回初フルマラソンの僕には、その声援に応えたり、ハイタッチをしたりという気持ちの余裕は全くありませんでした。
(次回はそこも楽しみたい!)
とにかく意識したのは
・呼吸を乱さないこと
・エイドでの給水や食べ物はしっかり摂る
ということでした。
こうして今振り返ると周りの景色をほとんど見ていなかったような気がします。集中していたんだろうとは思うのですが、単に気持ちの余裕がない感じでした。
辻堂海浜公園あたりが15km。
沿道の人も声援も一段と大きくなっていました。そして、もう少しでカナちゃん、ケイト、カノアに会えると思って嬉しい気持ちでした。
それと同時に、実はこの辺りから右足の付け根あたりが「ズーン」と詰まってきている感じがありました。
「ん?なんだか張りが出てきてるかな?」
という意識がありました。
正直嫌な感じでした。
あととにかくお腹が空いてしょうがなかったです。いつも思ったのは
「早く次のエイドでなんか食べたい!」
こればっかりでした。
普段の練習では“お腹が空く”なんてことはほとんどないのにです。なぜかというと、いつもの練習は夜ご飯を食べたそのすぐ後に走っていたからです。前半にも書きましたが、スタートまでに僕が口にしたのは、一人前の素うどんとおにぎり一個。これがそもそも少なすぎたんですね。朝はしっかりとお腹にたまる炭水化物系を摂らないといけなかったですね。反省、反省…

16km〜20kmでの異変


K familyの応援も受けて、またお友達にも何人か会うことができて「koさん、がんばれー」って言ってもらって、俄然元気になってきました。ペースも悪くなくて、きちんとキープできています。
ただ、えのすい前の緩やかな登り坂が
「この坂キツいなぁ…」と感じていました。
あそこは普段も走っていて、そんなこと思ったこともなかったのに、この日はそう思った。なぜか?
そう!すでに足に異変がでていたからなんです。付け根にあった張りが右足全体に連なっている感覚。僕はこう思っていました。
「こ、こんなに早く痛みが出るなんて…」

走る前のなんとなくの予想としては、やはり足の痛みはいずれ出るだろうと。ただ練習では30km走っても痛みが出ることはなかったので、「30kmまではなんとか大丈夫だろう。そこから先はもう気力で乗り切ろう!」
と思っていたんです。
それが予想よりかなり早い段階で来たことに、かなり戸惑い焦り出します。
なぜならまだハーフにも到達していなかったからです。
20km通過…キロ5‘34
徐々に雲行きが怪しくなり始めたのは
ここからでした。


後半へ続く…

and K

湘南・辻堂東海岸。 そうざいデリのシェフkoさんと Hairsalonのスタイリストkanaさん夫婦が営む 少し変わった一軒家です 2021年12月、 新しい仲間が増えました。

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