2019湘南国際マラソンレビュー〈後編〉
魔の21〜25km
20191204ブログ
#第14回湘南国際マラソン
#初フルマラソン
#サブ4への挑戦
#備忘録
僕の頭に不安がよぎり出します。
足の痛みがこんなに早く出るのは
予想外でした。
走る前に実は痛み止めの
ロキソニンも飲んでました。
(マツランのハギさん、ごめんなさい🙏🏻)
21kmぐらいでサブ3.45のペーサーとその集団に抜かれていきました。
というか、この辺りからみるみるまにペースが落ち出したので、周りのランナーに対してもそれまでは並走したり、なんなら自分の方が少しペースが早くて少しずつ抜いてみたりしてきた流れが一変、どんどん後ろから抜かれていく景色になっていってのです。
しかもペースが落ちているのも明らか。
僕は時計はほとんど見てなくて、iPhoneのRun tasticsのあぶまりのセッションを起動して、その音声をbeatsXを片耳だけして聴きながら走っていました(この理由は後ほどわかります)
。そのアプリが1kmごとの実績を音声で教えてくれるんですね。
「キョリ…ニジュウイチ…キロメートル
ジカン…イチジカン…ゴジュウイチビョウ
ペース…ゴフン…ヨンジュウイチビョウ」
みたいな感じです。
だんだんと落ちてくるそのタイムに、内心かなり焦ってきます。
「わぁ、明らかにペース落ちてるし
足も痛くなってきた…
しかもまだハーフじゃんかー💧」
まだあと半分あると言う現実。
そしてエイドに寄ると足が止まりそうなので、少し離れて走ったりしました。
でも携帯していたジェルは飲み切り、またお腹が空いてくる。
・足は重くなる
・そもそも右足が痛すぎる
・しかもお腹が空いてしょうがない
・周りのランナーに抜かされる
どんどん自分で自分を追い込み出すのです。
そしてついに25kmを6分で通過。
まぁ焦ってもしょうがないので、ひたすら前に進むしかありません。
フルマラソンでよく言う
「30kmの壁」は
僕にはその前に25kmの壁が訪れました。
地獄の26〜30km
ここら辺りでは、とにかくエイドに立ち寄っては飲み物食べ物を漁っていました。
とにかくお腹が異常に空くんですね。
今回のエイドの何ヶ所かに出てきた、
バナナ🍌がとにかくめっちゃ美味しかったです。水飲んで、スポドリ飲んで、バナナ食べて、レーズン口に放り込んで、どら焼きみたいなの食べて、また水飲んで、スポドリ飲んで…みたいな感じでした。
これだけ口に入れて、よく差し込みが起きなかったなぁーと。ただ走る気力もだんだん薄れてきていて、エイドでは徐々に歩いてしまいました。あとびっくりしたのが、少し目眩も起き始めていたんです。少し寝る時間が短かったのもありますが、なんだか眠くなってくる感じとフラフラっと目眩のようなものが多発的に出だしました。これは結構怖かったです。そして良くないのが一度歩いてしまうと「歩き癖」がすぐについてしまうことでした。でも、足が痛くて思うように走れなくなっていました。
ここで最後の秘密兵器「自分への応援ソン
グ」作戦です‼️
片耳だけつけたイヤホンでは、ただそのアプリの声を聴くためにしていたのですが、後半キツくなったら
いつもの練習の時みたいに音楽を爆音で流せば乗り切れるかも…という思惑があったのです。
それを聴きながら、自分がついて行けそうなランナーを見つけて、引っ張っていってもらう作戦です。これはかなりやりました…が、
大体ついて行けずに置いていかれる感じでした。それでも必死でした。
サブ4は難しいかもしれない…
でも諦めるわけにはいかない。
なぜならandkのお友だちの
みんなが応援してくれているから。
そんな風に足の痛みに耐えながら、突き進む。
そして湘南大橋に差し掛かった時、
奇跡は起きたのです。
栄光の31〜35km
湘南大橋に差し掛かった時、
「自分への応援ソング」から流れてきたのは、ゆずの『栄光の架け橋』でした。
“誰にも見せない涙があった
人知れず流した涙があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んできた道だ”
このタイミングでこの曲が流れるなんて。
「もうやめたい
止まって歩いてゴールしたい
なんでこんなに辛い思いを
しなきゃいけないんだ…
早く楽になりたい」
泣きたい気持ちをぐっと堪え、
ただひたすらに進むしかない。
もうタイムはどうでもいい。
とにかくゴールまでいこう。
その後も足の痛みと闘いながら一歩ずつ進む。この辺りになると同じようにもがき苦しむランナーがたくさんいて、みんな辛そうにしている。でもそんなランナーを尻目にひたすら自分のペースで走り続けるランナーもいる。社会の縮図を見ているようだった。
そしていよいよ最後の西湘バイパスへ。
もはやこの辺りは必死すぎてあんまり記憶がない。
意地の35〜42.195kmゴール
いよいよ終盤へ。
湘南国際名物ラスボスの登場!
西湘バイパスをひた走り、右手にフィニッシュゲート見ながら一旦通り過ぎてそこから約2.5km下り、第2折り返しをしてまた2.5km戻るのだ。
このエリアは幸いにもエイドが3ヶ所もあるので最後の力が出せる。
そしてコース最後のエイドで、ゆっくり歩きながら休憩していたら
「koさ〜ん!がんばって〜!」と言う声が。
なんとマラソンに参加しているお客様パパさんが声をかけてくれました。
めちゃめちゃ嬉しかった!と、同時に「がんばって彼について行こう👊🏻」と。
そしてゴール前まで引っ張っていってもらいました。足ももうとっくに限界なので、這ってでもゴールに向かって進むんだ。
目標もサブ4.5に変えてそれを目指そう!
心に誓って走りました。
フィニッシュエリアに入るために左にカーブ。ゲートをくぐって最後の坂をなんとか上る。
そしてK familyの3人も、辻堂で僕を見送ったあとこちらに電車とバスで移動してきてくれてのだ(泣)
そして、
長ーい42.195kmの旅が終わりを告げたのです
結果はこちら
なんとかたどり着くことができました。
もう右足は完全におかしくなっています。
先程最後のエイドで声をかけてくださったランナーパパさんとも健闘を称えあった。
あそこで声を掛けてくれなかったら、
気持ちが折れていたかもしれない…
本当にありがとうございました!
助けられました。
マラソンを終えて
マラソンをよく人生に例えたりしますが
それもあながち間違っていないなと。
初めての経験を終えて
思いました。
苦難を乗り越えて
道は開けるし、
キチンと土台づくりから
準備をして挑まないと
そうなかなか目標達成は厳しいと
いうことを教えられました。
とりあえず一旦全てをゼロにして
・食生活
・普段からの姿勢(まずはこれね)
・減量
・トレーニング方法
・走り方
・シューズ選び
etc
あらゆることをアップデートして
次の目標に挑み
1年後の15th湘南国際マラソンで
必ずリベンジします❣️
本当に沢山の応援スタンプ、応援メッセージをLINEで頂いていました。
また沿道からも声をかけてくださいました。
心からありがとうございました😊
「サブ4への挑戦」の物語は
まだまだ続きます!
完走メダル🥇
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